Translate

2020年1月20日月曜日

タイ6泊7日 第3日


第3日 1月19日日曜日
  この日が、この旅の一番のハイライトとなる。
 ウドンターニーを検索すると必ず出てくる名所。それは、赤いスイレンの湖(タレー・ブア・デーン)。湖の名前は、ノーンハーン湖である。毎年12月から2月にかけて赤い睡蓮の花が一斉に咲くのである。睡蓮がさくのは、早朝から昼頃まで。この景色を維持するために定期的に睡蓮を植えているとか。
  朝、5時半に起きて、6時半にNさんが例の「タクシー」で迎えに来てくれた。朝の国道は走る車はほとんどなく、怖いくらいのスピードでノーンハーン湖へ直行。国道をそれた辺りで、托鉢のお坊さんを見かけた。本当は車を駐めて撮りたいところだが、今日の目的ではないので断念。

 7時20分ごろ到着。船は乗り合いではなく、500バーツで貸し切り。一応救命胴衣をつけて出航。船着き場から15分ぐらいで群生地に到着した。多くの船がすでに花に群がる蝶々か蜂のように集まっていた。しかし、とても広い場所なのでお互いを邪魔することにはならない。船頭なりにポイントを決めているようで、4か所ばかり船を泊めて鑑賞する時間をとってくれた。







 9時ごろ船付き場に戻った。船付き場の周辺には土産物や食べ物の屋台が数多く出ていた。鳥の丸焼きは地元の名物のようであった。ここで遅い朝食を食べることにした。辛いのは苦手なので心配したが、特定の調味料さえつけなければ、料理自体は辛くなく、美味しく食べられた。この辺でよく食べられる餅米も食べてみた。あっさりしてうまい。托鉢のお坊さんがもらっているのも炊いた餅米である。冷えても美味しい。




 トイレ事情は良くないが、そのトイレに入っていたら日本語が聞こえたので、外へ出て話しかけたら、金沢から来た男6人組のグループだった。タイにはよく来るそうで、あちこち行き尽くして、ここに初めてきたとか。
 その後、ホテルへ戻る予定だが、妻とNさんとは別れ、噴水のロータリーで下ろしてもらった。2人はエステへ行った。噴水が気になったのだ。噴水を逆光で捉えたかった。ロータリーの真ん中に行きたかったが、絶え間ない車の通行があり断念した。ロータリーには5本の道がつながっているが、それを横断するのも車の流れの合間を見つけなければならず、至難の業を必要とした。ロータリーは、車には優しいが、人には厳しいところだと認識した。

 地図でホテルの方向に見当をつけて歩いて帰ることにした。近道だろうと勝手に思って入った路地で、おばあさんが怒鳴るようにここは行き止まりだと教えてくれた。どうも違ったようだ。再び大通りに戻り歩き始めたが、Google Map で探ると、どうやら違う方向だった。気を取り直して歩き始めたが、暑い。結局徒歩は諦めて、トゥクトゥクで帰ることにした。しかし、運転手にホテルの名前を告げるがどうも要領を得ない。ホテルの方向に走ってきたものの、通り過ぎて、違うホテルの前で、ここだと言う。面倒なのでお金を払ってとりあえず降りた。降りたところにいた人に行きたいホテルを言うと、ここから400mほど歩いて行けば着くという。その様子を見ていたトゥクトゥクの運転手は、もう一度乗れと合図をしたので、歩くのはいやなので、再び乗り込んだ。今度は、無事にホテルの前まで送ってくれた。追加の料金は請求されなかったのでほっとした。この旅で一番の冒険だった。

 それから、ロビーでのもう一つのできごと。1人がけのソファーに高齢の老人が座っていた。横には1人女性が侍っている。そこへ10歳ぐらいの盛装した女の子が裸足でやってきた。絨毯の端っこに跪いて、老人の方ににじり寄ってきたと思うと、上体を投げ出し平伏した。最大のお辞儀だ。言葉が分からないので想像するしかないが、老人の誕生日か何かで、その御祝いの日だったのかもしれない。タイの生活文化の一端を垣間見たようだ。
 その後、2人と合流し、モールの地下のフードコートで昼食。Nさんとは別れて、ホテルへ休憩。テレビで大相撲。夕食は再びモールへ行き、大戸屋で。
 夜、バンコクでのディナークルーズの予約をした。スマホでこういうことをするのは初めてであるが、うまくできたようで、ちゃんと返事がメールで送られてきた。便利な世の中になったものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿